合否の伝え方
試験ですから、
合格、残念ながら不合格、補欠。
結果が伴います。
合格の場合も、全ての結果が出揃ってから
お子様にお伝えしましょう。
不合格の場合はなおさらです。
小学校受験は、
子供から私立国立へ行きたいと
言い出したとしても
やはり舵取りは親です。
願書、面接、子供の普段の姿、
当日の出来不出来、当日の心身のコンディション。
受ける学校の選択。
子供に考えさせたとしても
全て責任は両親にあります。
ぜったいに6歳の子供に責任を負わさないでほしいと思います。
以前
小学校受験残念で、中学受験に向かっているご家庭の中に
お母様がお子さまに
あなたは幼稚園の頃、お勉強を頑張らなかったから
今頑張るのよ、と仰っている方がいました。
横で聞いていて
その時のお子様のなんとも言えない
寂しそうな小さなお顔に胸が張り裂けそうになりました。
私が応援していましたが、
残念ながら不合格だった方
報告メールに、
頑張りましたが◯◯お子様の名前、はご縁が頂けませんでした。
と書いてあった方がいました。
違和感感じませんか?
◯◯はご縁を頂けないではなく、
子供は頑張りましたが、私達が至らなく残念な結果となりました。
ではないでしょうか。
辛口ですいません。
つらい心中誰かのせいにせずにはいられない、子供が試験当日ふざけてしまったのでは?など
様々な考えがよぎるのも、痛いほどに分かります。
それでもお子様には、
うそでも、不合格の理由は
◯◯ちゃんのお勉強はとても良くできていたのに、お母さんが面接で上手く伝えられてなかったみたい。
願書が書き足りなかったのかな。
ごめんね、くらい女優になってほしいと思います。
可愛いお子様が少しでも前を向けるように、
ご両親もツライ気持ちに蓋をして
輝く笑顔で
小さな心に寄り添ってあげてください。
お子様の味方でいられるのはご両親だけです。
また合格した時も、
周りに配慮ができるお子様でいられますように。
相手の気持ちに立つことでまたひとつ大人になれますね。
きびしいことを書きましたが、
ここまで想定して、小学校受験は挑むべきなのです。
大人が想像している以上に子供は色々分かり、傷つきます。
我が家は、幸い第一志望校に合格しました。
しかし、ダメだった学校もあり
上の子は何日も泣いていました。
私一生懸命頑張ったのにどうして?と何度も聞かれ途方に暮れました。
下の子はケロっとしていましたが
実は子供部屋で泣いていたそうです。
姉が教えてくれました。
大人は免疫機能も充分に発達しています。
自分で気持ちを取り戻す方法を知っています。
大切なお子様の心、守ってあげて下さい。
そのために、今できることを
粛々と準備していきましょう。